絶対音感について
①絶対音感とは?
絶対音感とは他の音と比べなくても、突然きこえた音の音名(ド、レ、ミなど)などがわかる能力のことです。
この能力は、音楽的な能力の一種で、特定の音を聞いたときにその音の音名や音高(音の高さ)を正確に認識できる能力を指します。
②倍音を聴きわけることができるようになります
倍音は、音の基本周波数(基音)の整数倍の周波数成分であり、楽器の音色や質感に重要な影響を与えます。絶対音感を持つ人は音の高さを非常に敏感に感じるため、倍音も認識しやすいです。
絶対音感がついたら、いいことがいっぱい
①ピアノの練習時間が短くてすみます
読譜ができた時点で、暗譜(楽譜を見ないで弾く能力)ができます。
また、初めて聴いたメロディー、和音もすぐに再現できます。
そして、音楽に対する直感的な感覚が非常に鋭くなるため、音楽の表現やアレンジにおいて優れた判断力がつきます。
②英語のヒアリングにも活かせます
英語は発音が多様です。絶対音感をもつ人は、英語の発音において音声の微妙なニュアンスを捉えるので、これらの差異をより鮮明に認識できます。
また、音楽や音に対する高い感受性を持っているので、これが英語のヒアリングにも転用できます。リスニングスキルが高まるため、英語をより正確に聞き取ることが可能です。
そして、聴覚メモリが強化されている可能性があるので、英語の単語やフレーズを聞いた後に覚え、理解するのに役立ちます。
さいごに、音楽のリズムを感じる能力が高いので、この感覚は英語のリズミカルな発音やアクセントパターンを理解するのに役立ちます。
③ピアノや勉強を毎日する習慣がつきます
絶対音感をつける訓練をされているお子様は、毎日ピアノにむかうので、自然と練習も毎日する習慣がついています。
たとえば、絶対音感の練習は毎日しますが、練習時間は、歯磨きより短い時間ですので、子どもたちは嫌がりません。
短い時間でサッと終わるので、習慣づけしやすいのです。
そして、絶対音感の練習のあと、そのままピアノの練習ができるので、ピアノの練習の習慣づけにもとてもいいですよ。
就学前から習ってくださっている生徒さん達は、小学生になる前にピアノの練習が習慣づきました。
また、絶対音感があれば、ピアノの練習時間も短くなるので、練習が楽になります。楽にできるということは、よりはやく、より少ないエネルギーで、ピアノなどの楽器が上手くなれるということです。
⑤まとめ
上記のことは、実際、娘や生徒さんに絶対音感をつけて感じたことです。
絶対音感を持つ人の割合は、一般的に非常に少なく、遺伝的要因や幼少期の音楽教育が影響する可能性があります。
Yachiko 音楽教室では、一人でも多くのお子様に絶対音感をつけていただきたいと願っています。
3歳までのレッスンは、絶対音感、リトミック、ピアノ知育中心に進めてまいります。
現代の忙しい子どもたち。ピアノの練習時間を少しでも少ない時間で、音楽を楽しんでいただき、そして、音楽を心から楽しみ、大好きになっていただけることを願います。